米アレルギーにやさしいと、今注目のお米「ゆきひかり」というお米があります。
北海道で作られているお米です。
・ゆきひかりは、どうしてつくられるようになったの?
・どんなところで作っているの?
・「ゆきひかり」はどんなお米?
・「ゆきひかり」の味は?
など、「ゆきひかり」の気になることを色々ご紹介します。
市川農場
市川農場は、北海道の中央部、上川盆地の西寄りにある旭川市西神楽にあります。
旭川というと道内でも有数な米どころで昔は、上川百万石と言われたほどの穀倉地帯です。
北海道の尾根、大雪山から流れる伏流水を源とする、北海道の母なる川石狩川の上流部で幾多の川がこの旭川で合流、盆地特有の寒暖差と豊かな水お米を作るには、絶好の場所なのです。
市川農場は、明治時代に水と土地が豊かな事から、皇室財産の御料地だったという歴史深い土地でもあります。
そのような土地で歴代米作りを行ってきた市川農場。
最近では、天然にこだわり一部の田んぼでは無化学肥料の栽培を行い肥料は、米ぬか・米粉・サトウキビを固めたものなど、文字通り天然の肥料を使いお米を育てています。
今後さらに天然にこだわった田んぼを増やしていく予定です。
このような環境の中、市川農場では、店頭販売などでおなじみの道産米は、もとより健康に特化したお米の生産も行われています。
「ゆきひかり」
みなさん、「ゆきひかり」という北海道のお米を知っていますか?
「ゆめぴりか」「ほしのゆめ」「ふっくりんこ」などは、人気の北海道米ですから一度は食べたという方も沢山いらっしゃることでしょう。
「ゆきひかり」の名前は、道産子のゆめも聞いたことがありませんでした。
「ゆきひかり」は、昭和59年(1984年)に北海道で栽培されいていたお米の品種です。
北海道で今までと全く違う美味しいお米として作られた「きらら397」が売り出された昭和63年(1988年)まで、北海道でたくさん生産されていたいました。
いわば「やっかいどう米」と揶揄されていた頃のお米です。
粘りが少なくアミロースがやや高い品種でタンパク質も他のお米と比べると少ないのが特徴です。
「きらら397」ができてからは、「きらら397」に生産を切り替える農家の方も多かったようですが旭川地方では、「ゆきひかり」を作り続けている所もあったようです。
市川農場も昭和59年(1984年)から平成元年(1989年)まで「ゆきひかり」を作っていました。
その「ゆきひかり」が、にわかに脚光を浴びる出来事がありました。
平成21年(2009年)9月4日の北海道新聞朝刊に次のような記事が掲載されたのです。
実は、市川農場ではこの新聞が出る以前の平成7年(1995年)「ゆきひかり」を求める女性が訪ねてきて、漢方薬などを用いた特殊な方法で「ゆきひかり」を作り始めていました。
その後、皮膚科の先生の紹介などで問い合わせが増えたそうです。
すでに、アレルギーで困っている方たちの中では、アレルギーに良いらしいと口コミで広がっていたんでしょうね。
アレルギーで困っている方は、沢山います。
このニュースを見て喜んだ方も多かったでしょう。
市川農場のホームページには、このように書かれています。
ゆきひかりを試される前に
アレルギーは人それぞれいろいろな原因がありますので、 出来れば信頼できる医師とご相談の上ご購入ください。
市川農場
「ゆきひかり」は、ほとんど栽培されていません。
道内での生産量は、全体の約1%しか栽培されていない希少なお米です。
大事に食べていきたいですね。
ゆきひかりの味
「ゆきひかり」は、アミロースがやや高い品種でタンパク質も他のお米と比べると少ないのが特徴です。
アミロースが低いお米、「こしひかり」「ゆめぴりか」「あきたこまち」などが代表されます。
コシヒカリ系のお米は、うるち米系の品種ともち米のかけ合わせです。
アミロースが低いとモチモチ感が強く、粘りの強いお米になります。
アミロースが多いと、粘りの少ないお米になります。
「ゆきひかり」は、うるち米系の品種とうるち米系の品種のかけ合わせですから粘りが少なくさっぱりした感じの食味です。
粘りが少ないので冷めるとぱさつく感じといわれますが、農家さんの努力で今はずいぶん美味しくなっています。
チャーハン・カレーなどにはよく合います。
「ゆきひかり」を食べて、粘りの少ないお米だなと思う方は。できるだけ炊きたてで食べたり、チャーハン・カレーなどにするのが美味しいでしょう!!
「ゆきひかり」の精米方法
市川農場では、特別な精米機でお米の表面を削って精米をしています。
何時間もの時間をかけゆっくりと精米し、お米の表面を削り、おともと少ない「ゆきひかり」の糖質とタンパクを丁寧に削減します。
気を配って、きちんと精米した「ゆきひかり」が販売されています。
口コミ
♪ビカピカに輝いていて名称ゆきひかり そのものです。ゆきひかりは古代米、原種に近いといわれていてアトピー性皮膚炎、アレルギーのお子さんに勧められていました。現在は高アミロース、健康面で非常に良いと言われてるそうですね。
♪ここのゆきひかりは本当においしいです。こしひかりなどのお米を食べた後の体調不良がないので、安心して食べられます。
♪今までのゆきひかりは何?というくらい新鮮で、パサパサした感じがなく、冷めてもおいしいかったです。
♪もち米系のお米アレルギーです。うるち米系のこちらのお米は大丈夫なので、購入しました。
♪炊いて すぐ食べれば美味しいですが、炊いておいて次の日に食べれるとパサパサして美味しく無いです。
口コミを見ても、「ゆきひかり」の特性がよくわかりますね。
あっさりして食べやすい「ゆきひかり」は、健康にもいいですね。
さいごに
北海道で生産されているお米の約1%しか生産されていない「ゆきひかり」
米アレルギーにやさしいとの評判が口コミで広がっていました。
アレルギーのある方は、食べるものによって深刻な症状が出る方もいらっしゃいますから、このようなお米があると、本当に助かると思います。
さらっとした食味のお米ですから、柔らかいお米が苦手な方にもおすすめですね。